モバイル回線のインターネット接続に必要
「APN」とは、スマートフォンなど携帯電話の回線を使ってデータ通信を行う機器において、インターネットのようなネットワークへ接続する際、必要となる設定です。
APNという名前は英語で“アクセスポイント名”を意味する「Access Point Name」の略です。その名の通り、この設定によって、携帯電話回線から他のネットワークへの接続窓口となるゲートウェイを指定します。
一般的に、NTTドコモやauなど大手携帯電話会社のスマートフォンには、あらかじめこのAPNが設定されています。そのため自動的に、その事業者のネットワークを経由してインターネットに接続できます。
最近「格安SIM（MVNO）」で話題の格安SIM（MVNO）会社から販売されているSIMカードを使う場合では、ユーザー自身の手でAPNを設定する必要がある場合があります。スマートフォンと通信事業者の組み合わせによってはSIMを入れ替えた時点で自動的にAPNを設定してくれるケースもあります。
Androidの場合、iPhoneの場合
手順通りに進めていけば3分ほどで完了できる、簡単な設定です。
iPhoneとAndroidで設定方法が異なります。それぞれの設定手順は下記よりご確認ください。
AndroidのAPN設定
AndroidのAPN設定では、格安SIM（MVNO）会社毎の設定を直接入力していきます。
1.設定のアイコンをタップします。
２．無線とネットワーク(※)をタップします。
※機種によって項目名が違う場合があります
３．モバイルネットワークをタップします。
４．アクセスポイント名をタップします。
５． 画面右上の「…」アイコン(※)をタップし「新しいAPN」を選択します。
６． アクセスポイントの編集画面に必要な情報(※)を入力します。
【名前】【APN】【ユーザー名】【パスワード】【認証タイプ】を購入されたSIMカードに同封されているマニュアル、またはメーカーのホームページに書かれている情報を入力します。
※この際の名前は何でも良いのですが契約しているキャリアの名前を入れる事をおすすめします。
７．設定を保存後、最後に新たに作成したAPNの項目を選択したら設定完了です！
iPhoneのAPN設定
iPhoneのAPN設定では格安SIM（MVNO）会社毎の「構成プロファイル」というデータをダウンロードし、インストールします。
1.まずはWifi経由で契約したSIM会社のホームページにアクセス。
検索エンジンで「（キャリア名＜例：Y!,mobile>） 構成プロファイル」と検索すると、該当キャリアの構成プロファイルについてのページが検索結果に表示されます。
2.該当キャリアのページよりインストール用リンクをタップするとダウンロードが始まります。
4.ポップアップが表示されるので「許可」をタップします。
プロファイルインストール画面が表示されます。「インストール」をタップします。
［インストール完了］画面が表示されます。［完了］をタップします。
［設定］画面を開き、［モバイルデータ通信］をタップします。
［LTE回線を使用］をオンにし、設定完了です。
